ユダの巣窟

ある日ステラ(隣に住む女の子)がこれまた一段と元気にいつもの場所にやってきた。

というのもどうやらお金持ちの隣国の貴族に面倒を見てもらうことになったらしいのだ。

「寂しくはないの？」

「ううん、あんまり。だってお金持ちの人が立派に育てていつかいい所の男の子と結婚させてあげるって言うもの！」

「そっか。ならよかったね。美味しいものを沢山食べておいで。」

「ちゃんとアランお兄ちゃんにお手紙書くからね！あといつか私のお屋敷に呼んであげるよ！」