不器用幼馴染みの溺愛注意報
なんて思ってると、何が嫌だったのか…晃樹くんは自分の手を一瞬悲しい表情で見つめる

でもそれはほんの一瞬ですぐにいつもの表情で
晃「恋のキューピッドでもする?」
ニヤッと笑う晃樹くんにコクリと頷く

「上手く行って欲しいよね」

晃「じゃあやっぱり俺と違うとこに出掛けようぜ?そしたら結城叶汰も安心して行けるんじゃね」

「そっか!じゃあそうする」
地味な私とは違って恋愛のことも知ってそうだから晃樹くんに従ってたら良いよね!

なんて呑気に思いワクワクしているところに丁度チャイムが鳴る

「あ、戻らなきゃ!」
晃「ん、そうだね。戻ろっか」

優しい表情で言うと私の手を引いて歩き出して屋上を後にする
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