理想の恋愛    〜高校生編〜
 しかし、19時ごろ、しんくんからLINEがきた。
「駅まで出てこれる?」
「わかった。」
 母に友達に呼ばれたことを話し、駅に向かった。
 しんくんがいた。
「どうしたの?」
「どうしても渡したいものがあって。」
「何?」
「これ、受け取ってくれる?」
 小さめの箱だった。
「開けていい?」
 しんくんがうなづいたので開けた。
 ピアスだった。
「安物だけど。」
「ありがとう。いいの?耳当てと手袋ももらったのに。」
「どうしても、俺だけからプレゼントしたくて。」
「ありがとう。」
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