理想の恋愛    〜高校生編〜
 冬休みも自主練を一緒にやった。

 3学期からは、経験者も未経験者も関係なく、みんなで練習した。

 未経験者もグイグイ上達していた。

 春の大会になった。
 みなみと私も出させてもらえることになった。
 岡田くんたちも試合の合間に、観に来てアドバイスをくれていた。
「アドバイスありがとう。」
「いいえ。」
 3回戦で敗退した。相手チームは優勝した。
「優勝チームにあれだけくらえつければ、大丈夫だよ。」
「ありがとう。楽しかった。」

岡田くんたちは、準々決勝で敗退した。
「まだまだだな。頑張ろう。」
「おぅ。」
「ゆき、私決めた。吉川に告白する」
「え?」
「じゃあ、電車降りたらするわ。」
「今日?頑張れ。」
「うん。」
 応援しか出来なかった。

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