理想の恋愛    〜高校生編〜
 私は、すぐに駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫。ありがとう。」
 転倒する前に、倒れそうな方を支えた。

「よかったです。高校生は無茶するから危ないですね。って、私も高校生になったんでした。」
「ふふふ。」
おばあさんは笑ってくれた。

 一緒にゆっくり歩きながら、学校へと向かい、他愛もない話をした。
学校の少し手前で、おばあさんにさよならした。
「じゃあ、私はこっちなんで。」
「ありがとう。」
「いえ。」
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