理想の恋愛    〜高校生編〜
 帰ることにした。
「今日はありがとうございました。」
「いや、何も。」
「では。」
「あ、待って。LINE教えて。」
「え?」
「せっかく知り合ったんだし、たまには遊んでよ。バイトしてるから、バイトのない日に。」
「あーはい。」
「いいの?」
「はい。ぜひ。」
 LINE交換をした。

「またな、くるみ。」
「はい。また。」
 私は電車に乗って帰った。
 すごく嬉しかった。連絡先聞けた。

 家に帰ると、LINEが入ってきた。
「無事、家についたか?ピアスありがとう。」
「はい。着きました。気に入らなければ捨ててください。」
「気に入ったよ。俺の趣味。」
「よかった。」
 ひゅうまくんからのLINEが来ただけで、気持ちはルンルン・ドキドキでパニック状態だった。
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