理想の恋愛    〜高校生編〜

治った

 2週間が経過し、歩けるようになった。
「先輩、もう、足治ったんで、もう大丈夫てす。今までありがとうございました。」
「これからも、迎えに来てもいい?
 っていうか、来るから。」
「いや、もう治ったんで、大丈夫ですよ。」
「違う。友達として、一緒に登下校したい。」
「あー、でも。」
「嫌でも、毎日来るよ。」
「はい。」
 嬉しかった。

『先輩のこと好き。
 一緒にいると楽しいし、優しいし。』
 
 次の日からも、先輩は送り迎えをしてくれた。
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