夢でもいいから あなたに会いたい

めっちゃ考えているのか、ぼーっとしているのか動かない私を見かねて唯ちゃんが言う。


「考えてみたら？今すぐに答えは出さなくっていいし」




「うん」






「なっちゃんは恋をしたことがないのか。そっか～かわいいななっちゃんは」










ぎゅうって抱きしめてくれた唯ちゃんの腕の中でも意識は日向君のところだった。