夢でもいいから あなたに会いたい


綺麗にととのった日向君の顔が美しい悪魔のようにゆがむ。


「へー。そんなこと言うんだ。姫野ちゃんって。


俺が姫野ちゃんのお弁当箱を持ってるのに?」




あっ、最悪。そうだったよ。すっかり忘れてた。

日向君とは距離をとって気持ちを確かめたかったのに……

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