夢でもいいから あなたに会いたい
「わぁ~」
の声でそちらを見ると日向君の周りではしゃいでいる女子たち。
やばい。すんごくやばい予感がする。
「はーい。静かに、当たったやつ誰?」
あ、あ、あ、あ、ダメ誰か変わってぇ~
日向君の手が真っすぐと天井にのぼる。
「日向君なら一緒にリーダーになればよかった~」
「あぁ、残念」
ため息をつく女子軍。
あぁ、ため息をつくぐらいなら変わってぇ~
「ねね、唯ちゃん、リーダーしない?」
ダメもとで声をかけた唯ちゃんは
『やだよ。めんどいし。まあまあ、楽しみな!』
案の定振られた。悪女の笑顔付きで…