幼なじみが愛をささやくようになるまで〜横取りなんてさせてたまるか〜
3月14日。
朝早くに2人は私の家まで迎えに来てくれた。
この前乗せてもらった楓ちゃんの車の助手席には陽ちゃんが乗っていた。
私は荷物をトランクに入れてもらい、後部座席に座った。
「ひまり!楽しみだな」
陽ちゃんは朝早いのにテンションが高かった。反対に楓ちゃんは相変わらずの真面目顔。でもいつもより疲れている顔をしているように見える。
「楓ちゃん、車を出してくれてありがとう。なんだか疲れてる?大丈夫?」
「あ、ああ。大丈夫だ。さ、早く行ってたくさん滑ろう」
楓ちゃんはシフトレバーをドライブに入れるとスムーズに走り出した。近くのインターから高速に乗ると渋滞にはまることなく順調に進み、午前中のうちにホテルに到着した。
ホームページで見た通りのとても綺麗なホテルで温泉も食事も楽しみになってきた。
「ひまりー!こっちだよ」
大きな声で陽ちゃんに呼ばれる。
私がのんびりしてる間に2人は荷物を下ろし、フロントに向かって歩き始めていた。私の荷物は2人が持ってくれており、慌てて追いかけた。
「ごめんね。自分で持てるから」
そう言って楓ちゃんの手にあるバッグを受け取ろうとするがさっとかわされてしまう。
「大丈夫だから。ひまりはチェックインの手続きしてきて」
私は促されるままにフロントへ行き名前を告げるとカードキーを渡された。
2人にも渡すとまた荷物を持ちエレベーターへ向かっていく。
私は後ろからついていき5階に到着すると部屋は3人並んで取れていた。
陽ちゃん、私、楓ちゃんの順で横並びだった。
私の荷物を2人は部屋に持ってきてくれ、早速30分後に滑りに行こうと約束し、一度分かれた。
部屋からはゲレンデが見えとても景色の良い部屋だった。私は早速バッグを開け、ウェアを着込み始めた。
久しぶりのウェアに袖を通すとさらに気持ちが昂り私は早々と部屋を出てフロントへ向かった。
早めと思っていたのに2人とも既に来ており、私がエレベーターを降りると手を振られた。
2人とも既に注目を集め始めており、女の子だけできている子たちは声をかけようか悩んでいたみたい。手を振った先に私がいて、明らかにクスッと笑うのが見えた。妹かそれに準ずるものと認定されたようだ。
またこれか、と思うともう笑うしかない。久しぶりのこの感覚は懐かしささえ感じる。2人を見た後に私を上から下まで見定めるように視線はうんざりだった。
朝早くに2人は私の家まで迎えに来てくれた。
この前乗せてもらった楓ちゃんの車の助手席には陽ちゃんが乗っていた。
私は荷物をトランクに入れてもらい、後部座席に座った。
「ひまり!楽しみだな」
陽ちゃんは朝早いのにテンションが高かった。反対に楓ちゃんは相変わらずの真面目顔。でもいつもより疲れている顔をしているように見える。
「楓ちゃん、車を出してくれてありがとう。なんだか疲れてる?大丈夫?」
「あ、ああ。大丈夫だ。さ、早く行ってたくさん滑ろう」
楓ちゃんはシフトレバーをドライブに入れるとスムーズに走り出した。近くのインターから高速に乗ると渋滞にはまることなく順調に進み、午前中のうちにホテルに到着した。
ホームページで見た通りのとても綺麗なホテルで温泉も食事も楽しみになってきた。
「ひまりー!こっちだよ」
大きな声で陽ちゃんに呼ばれる。
私がのんびりしてる間に2人は荷物を下ろし、フロントに向かって歩き始めていた。私の荷物は2人が持ってくれており、慌てて追いかけた。
「ごめんね。自分で持てるから」
そう言って楓ちゃんの手にあるバッグを受け取ろうとするがさっとかわされてしまう。
「大丈夫だから。ひまりはチェックインの手続きしてきて」
私は促されるままにフロントへ行き名前を告げるとカードキーを渡された。
2人にも渡すとまた荷物を持ちエレベーターへ向かっていく。
私は後ろからついていき5階に到着すると部屋は3人並んで取れていた。
陽ちゃん、私、楓ちゃんの順で横並びだった。
私の荷物を2人は部屋に持ってきてくれ、早速30分後に滑りに行こうと約束し、一度分かれた。
部屋からはゲレンデが見えとても景色の良い部屋だった。私は早速バッグを開け、ウェアを着込み始めた。
久しぶりのウェアに袖を通すとさらに気持ちが昂り私は早々と部屋を出てフロントへ向かった。
早めと思っていたのに2人とも既に来ており、私がエレベーターを降りると手を振られた。
2人とも既に注目を集め始めており、女の子だけできている子たちは声をかけようか悩んでいたみたい。手を振った先に私がいて、明らかにクスッと笑うのが見えた。妹かそれに準ずるものと認定されたようだ。
またこれか、と思うともう笑うしかない。久しぶりのこの感覚は懐かしささえ感じる。2人を見た後に私を上から下まで見定めるように視線はうんざりだった。