復活の村
☆☆☆
夜の石段はいつも以上に急勾配で先が見えないものだった。
祖母はこんな危ない道をヒトミと共に上がっていこうとしていたのだ。
そこには孫に対する真っ直ぐな愛情を感じた。
ライトで照らしながら1段1段上がっていっていても、暗闇のせいか自分が上がっているのか下っているのかわからなくなってくる。
僕はなんどもライトで石段の下を照らして自分の位置を確認した。
「いろいろな声が聞こえてくる」
後ろをついてくるユウジくんが呟いた。
石段の左右を囲んでいる森からは野生動物の声が聞こえてくる。
時折夜起きている鳥たちが一斉に羽ばたいてこちらを驚かせることもあった。
「大丈夫だよ、熊よけの鈴を持っているから」
夜の石段はいつも以上に急勾配で先が見えないものだった。
祖母はこんな危ない道をヒトミと共に上がっていこうとしていたのだ。
そこには孫に対する真っ直ぐな愛情を感じた。
ライトで照らしながら1段1段上がっていっていても、暗闇のせいか自分が上がっているのか下っているのかわからなくなってくる。
僕はなんどもライトで石段の下を照らして自分の位置を確認した。
「いろいろな声が聞こえてくる」
後ろをついてくるユウジくんが呟いた。
石段の左右を囲んでいる森からは野生動物の声が聞こえてくる。
時折夜起きている鳥たちが一斉に羽ばたいてこちらを驚かせることもあった。
「大丈夫だよ、熊よけの鈴を持っているから」