復活の村
☆☆☆

その夜も美味しいご飯をごちそうになった。


豆腐ハンバーグにお味噌汁にサラダ、それに祖母の漬物。


今朝は大根の漬物だったけれど、今度は白菜の漬物だ。


なんでも冬のうちに沢山作って、冷蔵庫で保管しているのだという。


ほどよく塩気が聞いていて、オカカをかけて食べると白米が進む。


「あんた、なかなかよく食べるねぇ」


僕の食べっぷりを気に入ったのか、祖母は終始顔をシワシワにして微笑んでいた。


「おばあちゃんもケイタのことを気に入ったみたい」


ご飯もお風呂も終わり、ヒトミは僕の部屋に来ていた。
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