復活の村
「それはダメなの。不思議な力が弱まってしまって、人を蘇らせることなんてできなくなっちゃうんだって」


「ふぅん」


池の水を変えてはいけない。


それは秘伝のタレを継ぎ足し継ぎ足し作るようなものなんだろうか。


だとすれば確かににこの池はこのままでなけらばらないのだろう。


池の周囲に視線を巡らせてみるとそこには木製の手漕ぎボートがあった。


「すごいな。この池はボートで渡れるんだ」


「でもそれ、全然使われてないのよ」


近づいてみるとボート野中にはちゃんとオールもあった。


だけどヒトミが言っている通り長い間使われている形跡はないようで、コケが付着していたりする。


少し触ってみると意外と頑丈そうだ。
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