お前は俺の指示に従え〜意地悪な外科医との契約結婚
でも、やっぱり彼女を選ぶよね、それが当たり前。

悠長にレントゲン撮ってる場合じゃない。

私は病院の出口に向かった。

最上さんはタクシーで帰れって言っていたけど、タクシー乗ってる場合じゃない。

私は歩いて帰る事にした。

その頃、俺は梨花のレントゲンの写真が上がって来ないので、確認の電話を入れた。

「おい、最上梨花のレントゲン写真まだか」

「今、病院内を呼び出ししているのですが、いらっしゃらなくて」

「いない?どう言う事だ」

梨花はどこで何をやってるんだ。

「最上先生、外来の立花瑞穂さんをお呼びしてもよろしいでしょうか」

「外来二番に入って貰ってくれ、俺は急用を思い出した、あと残りの患者さんは鈴木先生に頼む」

「最上先生」

看護師は慌てて鈴木先生に連絡を入れて外来一番に入って貰った。

俺は梨花を探しに病院内を回った。

受付を確認した、病院へは来てるんだ、一体どこに行ったんだ。

俺は車でマンションへ向かった。

部屋へ入るが、梨花は戻っていなかった。

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