お前は俺の指示に従え〜意地悪な外科医との契約結婚
スマホはマナーモードになっており応答が無い。

一体どうしたと言うんだ。
私は足首に負担をかけるなと最上さんから言われていた。

それなのに無理をして不可をかけすぎて炎症を起こした。

少し前から腫れており、最上さんにレントゲンを撮ると言われていた、絶対に無理するなと言われていたのに、自業自得とはこの事だと反省した。

なんか具合が悪い、私はマンションの近くの公園までたどり着いていたのに、もう足が動かなくなってベンチに座り込んでしまった。

顔が熱って熱が出てきたのかなと思うぐらいに熱くなって来た。

この時足首に炎症を起こし熱が出て来たのである。

私はそのまま意識を失った。

その頃、俺は必死に梨花の行方を探していた。

「全く面倒かけやがって、炎症起きるのも時間の問題なのに」

俺はなんでこんなに必死になって梨花を探しているんだ。

自分で自分の気持ちがわからない。

そうだ、俺は外科医だ、患者を心配するのは当たり前だよな。

でも勝手にいなくなったんだから、去る者は追わずだ。

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