お前は俺の指示に従え〜意地悪な外科医との契約結婚
俺には関係ない。

その頃、私は目を覚ました。

えっ、どこ?私どうしたの?

おでこをタオルで冷やされて、ちょっと身体が楽になってる。

そこにドアが開いて一人の男性が入って来た。

「お、目が覚めたか」

「あっ、あのう、私……」

「公園でぶっ倒れてたから俺の部屋に運んだ、相当足首虐めたな、悲鳴あげてるぞ」

「わかってます、担当の先生にレントゲン撮るからって言われて、炎症
起きるのも時間の問題だからって言われたのに、無理したので自業自得です」

「そうなんだ、すぐに治療しないとやばいぞ」

「えっ」

「俺の病院で診てやろうか」

「あのう、お医者様なんですか」

「自己紹介まだだったな、俺は安藤英人、安藤内科クリニックの医者だ」

「あ、私は最上梨花と申します」

「最上?俺の知り合いの外科医に最上ってやつがいるんだけど、それがまた、やなやろうなんだ、梨花ちゃんの主治医は誰?」

もしかして、安藤さんのしりあいの外科医って最上さんの事?

どうしよう。

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