私、夢を叶えますっ!

「あっ、唯ですっ!椎名、ユイですっ!」

(って何で苗字まで言ってんの私ッ!)


テンパリすぎの私に、


「唯ちゃん、ありがとう。」

そう言って笑ってくれた圭。

ドッキーーーーーーーンッ


私の心臓が破裂しましたっ!ハイっ・・・


それから、「じゃっ、またねっ。唯ちゃんっ。」

そう言って車のドアが閉まって、そのまま車は発進した。


車が行ってしまってから、安堵のあまり足腰の力が一気に抜けて、

崩れ落ちてしゃがみ込んでしまった私。

< 101 / 216 >

この作品をシェア

pagetop