私、夢を叶えますっ!
「あっ、唯ですっ!椎名、ユイですっ!」
(って何で苗字まで言ってんの私ッ!)
テンパリすぎの私に、
「唯ちゃん、ありがとう。」
そう言って笑ってくれた圭。
ドッキーーーーーーーンッ
私の心臓が破裂しましたっ!ハイっ・・・
それから、「じゃっ、またねっ。唯ちゃんっ。」
そう言って車のドアが閉まって、そのまま車は発進した。
車が行ってしまってから、安堵のあまり足腰の力が一気に抜けて、
崩れ落ちてしゃがみ込んでしまった私。