私、夢を叶えますっ!
ボケッとしてる、私に咲ちゃんは続けて、
「初めましての握手しよっ!」
と言った。
「あっ、握手ですねっ。なるほどっ!」
ようやく何をしたら良いか分かった私は、
手を出して咲ちゃんの右手を掴んだ。
その瞬間、ふわっと私の体を引っ張りあげて立たせてくれた咲ちゃん。
「おっと・・・っと、ありがとうございました。」
再びお礼をいって、お辞儀をした私に、
「唯ちゃんって、可笑しいっ。ハハハハハッ」
咲ちゃんは大きな声をあげて、笑い出した。
「アハッ・・・///」
私も一応苦笑い・・・
(笑われちゃったょ・・・トホホ///)
「あっ、私もう行かなくちゃっ!
じゃっ、またね。
何となく唯ちゃんにはまた会えそうな気がしるからっ!」
咲ちゃんは、そう言って微笑んで歩いていってしまった。