私、夢を叶えますっ!

「愛ちゃん、おまたせっ。」

私の方を振り返った愛ちゃん。

(ゲッ!!!顔が恐いですよ・・・あなた・・・)


かなりの不機嫌なオーラだしまくりの愛ちゃん。


「ほっんとっ、最悪だょ。ずっと待ってたのに、
セキュリティーの人出てきて、

ZENはそれぞれ別々の車で、帰ったとか言うしっ・・・


でも、嘘かもって思ってしばらく待ってたけど、出てくる様子ないから皆あきらめたょ。」


(嘘じゃないもんね、私が見たのは圭だけだったから、

他のメンバーは別のとこから帰ったんだろう。

圭に会ったんだょ、私・・・しかも名前呼んでもらっちゃったしぃ。)

さっきの事を思い出して、顔がにやける私。


「ってか、ゆい。何ニヤニヤしてるのょ。

顔気持ち悪い・・・から辞めなょ。」


ガクッ

(あっ、ハイ。すみません・・・)


今日もコメント厳しいっすねぇ~愛様。

それでも、幸せな気分の私は、顔がにやけるのをとめる事が出来なかった。

< 106 / 216 >

この作品をシェア

pagetop