私、夢を叶えますっ!
「唯、思いっきり自分が納得行くまで、自分を試して来なさいっ。
ただし、1つだけ覚えておいて、
辛くなったら、駄目だって思ったらいつでも帰ってくる事。
これだけは、約束してっ。
あなたは、私とパパの大切な娘なんだからねっ。」
ママはそう言って笑った。
「えっ、えっ?? えぇ~~~???」
あまりにママの言った言葉が一般のママみたいで、うちのママに似合わないから、
びっくりして、大声を出した私。
「やぁ~ねぇ、唯っ!
そこは大声じゃなくて、『ぅっぅ、ママぁ、ありがとう。ママの娘で良かったょ・・・』とか
言って、感動のシーンとかでしょうがっ!!」
とママ。
(おぃおぃ、自分で言うなよっ。って感じだけど、
こっちの方がママらしくていいやッ!)
「ママ、ありがと。ってか、パパの説得よろしくねっ。」
私はそれだけ言うと二回にいい逃げした。