私、夢を叶えますっ!

部屋に入って、愛ちゃんから貸してもらった雑誌を手に取る私。


(思わぬところで、ママの気持ちを知ってしまったょ・・・

いゃぁ、ママが私の事気にしてくれてたんだぁ・・・

あぁ、意外や意外・・・)


何て、皮肉っぽく考えてみたけど、やっぱり内心チョット嬉しいっ。


ペラペラと雑誌をめくると、今一番会いたかった人がそこで優しい笑顔で微笑んでいた。


「圭、待っててねっ。後4ヶ月だから。

そしたら、会いに行くからねっ!!!!」


紙切れの圭に向かって私は約束した。


今私を突き動かすのは圭なんだ。


東京行きを決めた私は、今から卒業の日が待ち遠しくてたまらなくなった。

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