私、夢を叶えますっ!

その次の週、先生がうちに来た。

柳先生は、

「娘さんの将来を考えると・・・」

とか、

「娘さんのために・・・」

とか、

色々並べてたみたいだけど、

元々娘のために何かをするような親じゃないママたちを相手には

全く効果のない言葉だった。



ママの説得と、パパの後押しのおかげで先生は了承して帰らざるをえなかった。


これで、私の東京行きは確実なものとなった。



先生が帰ってから、愛ちゃんがリビングにやってきた。

< 156 / 216 >

この作品をシェア

pagetop