私、夢を叶えますっ!

「ねぇ、ゆい。マジで卒業したら東京行っちゃうんだっ!」


(行かないでぇ、とか泣き落としは駄目よっ)

愛ちゃんの子犬のようにウルウルした眼をみた瞬間構えた私。


「行くよ。すぐにでも・・・」

私は決心が固い事を伝えた。


「そっかぁ・・・

すっごいじゃんっ。何か唯ってトロトロしてるって思ってたけど、

やっぱり自分持ってて、案外しっかりしてんだねっ!」


だと。


「何ょっ?トロトロって・・・

でも、ありがと。」


と私。

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