私、夢を叶えますっ!

「ぅわーっ!ありがとう。ゆいっ!
だぁ~いすきっ。」

そう言ってとびきりのスマイルで、椅子から立ち上がって、私に抱きつく愛ちゃん。


トホホ・・・

結局愛ちゃんに負けてしまった・・・


そんなやり取りをしていると、ママが

「愛ちゃん、良かったわね~。」

なんて笑顔で、話す。それから、私の方を向き直って

「ゆい、早くご飯食べてしまいなさいっ!」

だって・・・


(って・・・明らか、おかしいでしょっ!!

あなた、今までのやり取り見てたでしょっ?)

ホントにこの家の人たちは、愛ちゃんLOVEだもんなぁ。

まぁ、私もそこに含まれるんだろうけどねっ。

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