私、夢を叶えますっ!
チョビチョビご飯を突っつきながら、食事を始める私。
(はぁ・・・一気に気分は憂鬱だょ)
「あーーーーーっ!」
(今度は何?!)
凹む暇も与えてくれない、この家。
叫んだ愛ちゃんを見ると、いつの間にか食事を終えている。
(早っ!どんだけ早業なのっ?!)
そうだった、いつも愛ちゃんは要領が良くて、私は損な役回りばっかり。
いつも周囲に比べられてきたんだ。
それでも愛ちゃんの事は可愛い妹だから、平気。
ただ、めんどくさいだけ・・・
「どうしたの?」
とりあえず聞く。