私、夢を叶えますっ!
運命のいたずら
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ピピピッ
ガシッ。
目覚ましがなるとほぼ同時に思い切り目覚ましを止める私。
(ついに来たよ。この日が・・・)
ばっちり目を覚まして、ベッドから飛び出す私。
部屋のドアの前にはきっちり詰められた荷物。
中くらいのスーツケースに色々詰めたトートバッグ。
東京に持って行くのはこれだけ。
スーツケースの上に置いておいた新幹線のチケットを手に取る。
「あぁ、ホントはもう一本早いのが良かったのにぃ。
ったく、カナリ混んでるってどういうことょぉ・・・
あ~ぁ、一秒でも早く東京に行きたかったのにぃ」
予約したときに荷物が多いんだったら、
この時間の方が良いって言われて仕方なく取ったチケットを眺めながら思った。
これがこれからの私の人生を変えるきっかけだったことは、今の私には知るはずもなかった。