私、夢を叶えますっ!

~コンサート当日の朝~

(やばぃ・・・・)

朝自分の顔を見て、ギョっとした私。

緊張して眠れなかった私の目の下には、

誰が見ても分かるくらいの熊(ガオォー)ぃや違った・・・

どす黒い隈(クマ)が出来てるではないかっ!

OMG(オーマイゴッド)!!!


急いで部屋を出て、愛ちゃんの部屋へノックもせず飛び込んだ。

バターッン

「愛ちゃ~ん。助けてぇょ。」

ベッドまで駆け寄りすがりつく私。


「ゆぅいぃ~、今何時・・・?」

愛ちゃんは目を擦りながら、めんどくさそうに聞く。


「そんなことはどうでもいいのっ!

それよりっ、これ見てよっ!

このクマ・・・こんなんじゃ、ZENに会えないじゃんっ!」

< 31 / 216 >

この作品をシェア

pagetop