私、夢を叶えますっ!

「ちょっちょっと落ち着きなって・・・

えぇーってか、まだ8時前じゃんっ。もぅ少し寝てたかったょ・・・」

ブツブツ言いながらも起き上がってくれる愛ちゃん。


「そんなこと言ったって、これ見てよっ!

緊急事態だよっ!」

自分のクマを指差して言った私。


「はっ?!何のこと・・・?」

と愛ちゃん。


(いゃいゃ、あなたド近眼ですかっ?)

「これよ、これが目に入らぬかぁ~っ!」

もっと愛ちゃん顔を寄せて、自分の目の下を指差す。


「でっ、何?」


(お~ぃ、あなたは、この非常事態にまだ言いますかっ?)

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