私、夢を叶えますっ!

「このクマどうしよっ!

こんなの産まれて初めてだょ・・・

何で、こんな日に限って・・・あぁ、神様ぁ。

私は何て不幸な子なんでしょう。」

(これなら愛ちゃんも落ちるだろぅ!ヘンッどうだっ!)


「ゆい・・・」

(ほらっ来たぁ~!)


「それキモイっ。」

ガクッ

「愛ちゃ~ん、それな意地悪しないで、助けてょ。」

今度は普通のお願い。


「助けるったって、そんなの全然クマじゃないじゃん。

ほとんど見た目分かんないしっ!」


(お~い、これのどこが目立たないんだっ!)

そう心の中で突っ込みながらも、

今愛ちゃんしか頼れない私は、


「お姉ちゃん想いの優しい妹だよ、あなたは・・・でも・・・ホント何とかしてください。」


両手を合わせて頼む私。
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