私、夢を叶えますっ!
第一章
全ての始まり
(ん・・・・?ここは・・・?どこ・・・?)
真っ暗な中で目を覚ました私。
「あっそうか、私そのまま眠ってしまってたんだ。」
頭がようやくはっきりとしてきた私は
自分の部屋で眠ってしまっていたことを思い出した。
窓の外に目をやると、もう真っ暗なのに気づいて、
それから、しわくちゃになった制服を見下ろした。
「ゲッ。またやっちゃった・・・」
コンコンッ
「唯(ユイ)入るよぉ。」
返事も聞かず部屋に入ってきて電気をつけたのは1つ年下の妹、愛(アイ)。
「まっぶしぃ・・・」
いきなりの明るさに目を細めてぼやく私。
「ゆ~ぃ、また制服で寝てるしぃ。そんなダラダラしてるから、
いつまでも彼氏出来ないんじゃんっ!」
とサラっと痛いところを突いてくれる奴・・・