私、夢を叶えますっ!
「ゆぅ~~ぃ~~!」
その時、遠くから私を呼んで走ってくる愛ちゃんが見えた。
「あっ、妹が帰ってきたみたいです。」
そうその人に告げると、
「そうですか、良かった。
それでは、僕はこれで・・・
お体気をつけてくださいね。」
その人はまた、微笑んで反対方向へと歩いていった。
その後姿をポーーーーーーっと見ていた私。
「あっ、お礼ちゃんと言うの忘れてたぁっ!」
「お礼っ?」
すぐ後ろまで来てた愛ちゃんが私に聞いた。