幼なじみの彼女
今のタイミングでかよ…。
「"今どまこにいるの?合流しよう"だって」
「い、苺、続きは…?」
「や、やっぱり駄目だよ!学校だし……」
さっきまで瞳がトロンとしていた苺だが、乱れた洋服を直し始めた。
マジありえねー。
……でも。
ま、そうだよな。
学校だし、仕方ない。
くそー苺の奴。後で覚悟しとけよ。
深呼吸をして乱れた俺自身をゆっくりとなだめ、リンゴ飴のついていた割り箸を手にした。