ユメミルハチミツコ~意地悪上司と秘密の関係!?~
仕事の後で
次の瞬間、ガラッ――とドアが開いて部長達が部屋の中に入ってくる。
「あれ、まだ残ってたのか?」
「会議、無事終わりましたか?」
「お、お疲れ様です…」
相馬先輩は平然として見えるけど、私の頬は完全に火照っていてバレないか内心ヒヤヒヤしちゃう。
「おい、目がキョドり過ぎだぞ」
「ひぃっ!!」
先輩の耳打ちにも過剰に反応してしまう始末。
「相馬~、だから新入社員イジるなよ」
「苛めてません」
「今はパワハラだなんだ煩いから、気をつけろよ」
「違いますよ。コイツの仕事の指導ですから」
「ま、ほどほどに」
部長が先輩の肩をポンと叩いて通り過ぎていく。