ユメミルハチミツコ~意地悪上司と秘密の関係!?~
私と相馬先輩の後ろでしっかりと繋がれた手。
恥ずかしくて顔が上げられなくて、ギュッと握り返せば、反対の手でオデコをはじかれた。
「そろそろ、帰るか」
「……は、はい」
「今日は、俺の家でいいか?」
いつもしかめっ面して怒鳴りちらしてるのに。眉を下げて子犬のように先輩が覗き込んでくるから、コクンと小さく頷いた。
私達、付き合ってるみたいです――。
─ fin ─