無理、俺にして
私、あっくんみたいにもっとちゃんと頑張るね。
じゃないと、あっくんに失礼だもんね。
「あっくん」
「うん?」
やっと私を離して、うーんと背伸びをするあっくん。
「私のこと、好きになってくれてありがとう」
「うん」
優しく微笑んだ後、あっくんは何かを思い出したように「あ!」と声をあげる。
「寂しくなったら言ってな? そしたら俺、全力でゆめちゃんのこと構うよ。あと、オリに泣かされたら一番に俺に言うこと!! いい? これは約束だからな!!」
そう言ってニッと笑うあっくんは、やっぱり強くて優しい男の子だ。
「えへへ、わかったよ」
「よし。じゃあそろそろ戻るか。ゆめちゃんの友達も心配してるだろうし」
「……あ!! そうだね!? 早く戻らなきゃ!!」
「走るよゆめちゃん!!」
「おおーっ!!」
とりあえず、あっくんとの関係は気まずくならずに済みそう……。
そう思ってほっとして。
私もそろそろ、本当に頑張らなくちゃと心に決めて、ふみちゃんが待っているであろう青組の待機場所に向かって走った。
じゃないと、あっくんに失礼だもんね。
「あっくん」
「うん?」
やっと私を離して、うーんと背伸びをするあっくん。
「私のこと、好きになってくれてありがとう」
「うん」
優しく微笑んだ後、あっくんは何かを思い出したように「あ!」と声をあげる。
「寂しくなったら言ってな? そしたら俺、全力でゆめちゃんのこと構うよ。あと、オリに泣かされたら一番に俺に言うこと!! いい? これは約束だからな!!」
そう言ってニッと笑うあっくんは、やっぱり強くて優しい男の子だ。
「えへへ、わかったよ」
「よし。じゃあそろそろ戻るか。ゆめちゃんの友達も心配してるだろうし」
「……あ!! そうだね!? 早く戻らなきゃ!!」
「走るよゆめちゃん!!」
「おおーっ!!」
とりあえず、あっくんとの関係は気まずくならずに済みそう……。
そう思ってほっとして。
私もそろそろ、本当に頑張らなくちゃと心に決めて、ふみちゃんが待っているであろう青組の待機場所に向かって走った。