龍臣先輩は今日も意地悪
「…あいつは付き合って半年くらいだけど、告白してくれた時に “ 私の事好きじゃなくていいから。いつか振り向かせるから ” って言ってた。
その言葉に甘えたのは俺だけど、やっぱり本気にはなれなかった。」
俺最低なんだよなんて笑う夏木先輩。
私も変わらないから何も口を出せなかった。
私はたまたま好きになれただけで、好きになれなかったら同じだったんだ。
…まぁ、結果として浮気されたことに変わりはないけど。
「せっかく好きになれたのに、もう恋なんかしたくないとか思ってる?」
「…いや、どちらかと言うと私って恋に不向きなんだろうなぁって思ってます」
「ネガティブなのかポジティブなのか卑屈なのか、なんなんだお前」
ケラケラと笑う夏木先輩はとても浮気された直後の人には見えなかった。
…本当に、好きじゃなかったんだ。
「したいですよ、恋は。自分を変えてくれるものだって思ってるので」
遥輝の隣で幸せそうに笑う水森先輩はとても可愛らしい。
キラキラしたあの笑顔は、恋する乙女の顔ってやつ。
私もあんな、キラキラした人になりたい。
その言葉に甘えたのは俺だけど、やっぱり本気にはなれなかった。」
俺最低なんだよなんて笑う夏木先輩。
私も変わらないから何も口を出せなかった。
私はたまたま好きになれただけで、好きになれなかったら同じだったんだ。
…まぁ、結果として浮気されたことに変わりはないけど。
「せっかく好きになれたのに、もう恋なんかしたくないとか思ってる?」
「…いや、どちらかと言うと私って恋に不向きなんだろうなぁって思ってます」
「ネガティブなのかポジティブなのか卑屈なのか、なんなんだお前」
ケラケラと笑う夏木先輩はとても浮気された直後の人には見えなかった。
…本当に、好きじゃなかったんだ。
「したいですよ、恋は。自分を変えてくれるものだって思ってるので」
遥輝の隣で幸せそうに笑う水森先輩はとても可愛らしい。
キラキラしたあの笑顔は、恋する乙女の顔ってやつ。
私もあんな、キラキラした人になりたい。