龍臣先輩は今日も意地悪
はじめて彼氏が出来たのは、高校1年生の夏だった。
「有明さん、俺と付き合って欲しい」
「私、でいいの?」
「有明さんがいい。」
クラスメイトだった彼と付き合い始めて、最初はぎこちなかった関係もいつの間にか隣にいることが当たり前になって。
なんてことない毎日が、少し明るくなったような。
あたたかくなったような、そんな気がした。
「…なんで、こうなっちゃったんだろう」
1年後、彼の隣で笑っているのは私じゃなかった。
「これでも……ちゃんと好き、だったんですけどね」
切ない恋って、いままで理解できなかったけど。
私には恋なんて向いてないみたい。
そう気づいた、高2の夏。
「有明さん、俺と付き合って欲しい」
「私、でいいの?」
「有明さんがいい。」
クラスメイトだった彼と付き合い始めて、最初はぎこちなかった関係もいつの間にか隣にいることが当たり前になって。
なんてことない毎日が、少し明るくなったような。
あたたかくなったような、そんな気がした。
「…なんで、こうなっちゃったんだろう」
1年後、彼の隣で笑っているのは私じゃなかった。
「これでも……ちゃんと好き、だったんですけどね」
切ない恋って、いままで理解できなかったけど。
私には恋なんて向いてないみたい。
そう気づいた、高2の夏。