龍臣先輩は今日も意地悪

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カランカラン…



「あれ、龍臣？と…」



「俺の後輩、2年の有明咲結チャンね。有明さんって呼んでね咲結って呼んじゃダメだよ」



「何勝手に決めてんですか」



「えぇ、咲結呼びは俺だけでよくない？」


「はぁ…？」




アイスが有名な駅前のカフェに入ると、男の店員さんと仲良く話す龍臣先輩。



どうやら知り合いがいるお店だったらしい。




というかこの店員さん、どっかで見た事…




「あれー！？咲結！？なんでいんの！？」



「え、麻里奈…？なんで」





ドリンクバーコーナーからグラスを持って来た女の子。



よく見たらうちの制服で、なんなら麻里奈だった。




「なにしてんの！？ってかなんで夏木先輩と！？え！？」



「ちょっとうるさいよ麻里奈」




穏やかなカフェに響く麻里奈のでかい声を抑え、とりあえず席に案内してもらう。