龍臣先輩は今日も意地悪
「俺飲みもの買ってくるわ。咲結たちなんかいる?」



「お水持ってるのでいらないです」



そういうと龍臣先輩は財布だけ持って出ていった。



そもそもなぜ一緒にお昼を過ごしているんだろう。



先週麻里奈に、『お昼蒼斗と食べたいんだけどいい?』と聞かれたからいいよと言った。



麻里奈がいないなら別に、他の子に混ぜてもらえばいいと思ったから。



でもその日の昼、私はなぜか空き教室に連行されて。

そこには霧崎先輩と、なぜか龍臣先輩までいた。



一緒にお昼ご飯を食べて、そしてなぜかその日からそれが毎日の恒例行事になった。



そして、いまに至る。



< 74 / 155 >

この作品をシェア

pagetop