幼なじみの一途な狂愛
「梨々にプロポーズした」
「━━━━━━!!!?
はぁぁ!!?」
スグルの大きな声が響く。
「ちょっ…スグル!ここ、店だよ!」
光昭が一喝した。
「あ…わ、わりぃ……」
「でも、乙哉。プロポーズって……」
「梨々香ちゃんは、OKしたの?」
「へ////!!?
うん…/////」
梨々香は顔を真っ赤にして頷いた。
「へぇー!おめでとう!」
「ありがとう////」
「この指輪、結婚指輪ってこと?」
スグルが乙哉に言う。
「ううん。結婚指輪は、もっといいやつを買ってやる」
「婚約指輪って、ペアじゃねぇじゃん!」
「だって、普通の婚約指輪じゃ……どっかの無能が俺の梨々を奪うかもしれないだろ?
ペアの物なら目に見える。
“梨々が、俺のモノ”って!」
“梨々ちゃんのことに関して、強欲になって……
梨々ちゃんの全てが欲しくなる”
スグル達の脳裏に、光昭の言葉が蘇った。
「乙哉」
「ん?」
「梨々香ちゃんを“幸せ”にしてやれよ」
スグルが乙哉を見据えていった。
「は?当たり前だろ!?
もう、寂しい思いはさせねぇよ!!」
「いや、そうじゃない!」
「は?」
「お前は、最強で、最高で…………
最悪な奴なんだからな!」
「は?スグル、それ…昔からよく言ってるよな?
意味がわかんねぇんだけど?」
「乙哉は、頭が良くて、強くて、真っ直ぐないい男。
でも………」
「でも?」
「冷たくて、残酷だ」
スグルの視線が鋭くなる。
「そうだな」
「梨々香ちゃんの周りもちゃんと見ろよって言ってんの!」
「は?」
「お前には……お前自身のルールがあって、それに反するものは徹底的に排除する」
「うん」
「お前のルールのせいで、梨々香ちゃんが悲しむことになるようなことはないようにしてくれ!」
鋭いスグルの視線が、意味深に揺れた。
「スグルくん?」
「え?」
「どうしたの?」
「え……」
梨々香が、心配そうにスグルを見つめていた。
「あ、ご、ごめん……」
「大丈夫だよ!」
「え?」
「乙哉になら、何をされても平気!」
「梨々香ちゃん……」
「私達……物心ついた時には、もう一緒にいた。
それから高校卒業するまで、ずっと一緒にいたの。
ある意味、家族みたいに。
私は乙哉に頼ってばかりだった。
相談事も、友達じゃなくて乙哉にしてた。
そのくらい、頼りきってたの。
乙哉と離れてた10年……ほんとに辛かった。
だから、もう……私の方が放れられないの!」
「そう…」
「だから、大丈夫。どんな乙哉も受け入れる」
「━━━━━━!!!?
はぁぁ!!?」
スグルの大きな声が響く。
「ちょっ…スグル!ここ、店だよ!」
光昭が一喝した。
「あ…わ、わりぃ……」
「でも、乙哉。プロポーズって……」
「梨々香ちゃんは、OKしたの?」
「へ////!!?
うん…/////」
梨々香は顔を真っ赤にして頷いた。
「へぇー!おめでとう!」
「ありがとう////」
「この指輪、結婚指輪ってこと?」
スグルが乙哉に言う。
「ううん。結婚指輪は、もっといいやつを買ってやる」
「婚約指輪って、ペアじゃねぇじゃん!」
「だって、普通の婚約指輪じゃ……どっかの無能が俺の梨々を奪うかもしれないだろ?
ペアの物なら目に見える。
“梨々が、俺のモノ”って!」
“梨々ちゃんのことに関して、強欲になって……
梨々ちゃんの全てが欲しくなる”
スグル達の脳裏に、光昭の言葉が蘇った。
「乙哉」
「ん?」
「梨々香ちゃんを“幸せ”にしてやれよ」
スグルが乙哉を見据えていった。
「は?当たり前だろ!?
もう、寂しい思いはさせねぇよ!!」
「いや、そうじゃない!」
「は?」
「お前は、最強で、最高で…………
最悪な奴なんだからな!」
「は?スグル、それ…昔からよく言ってるよな?
意味がわかんねぇんだけど?」
「乙哉は、頭が良くて、強くて、真っ直ぐないい男。
でも………」
「でも?」
「冷たくて、残酷だ」
スグルの視線が鋭くなる。
「そうだな」
「梨々香ちゃんの周りもちゃんと見ろよって言ってんの!」
「は?」
「お前には……お前自身のルールがあって、それに反するものは徹底的に排除する」
「うん」
「お前のルールのせいで、梨々香ちゃんが悲しむことになるようなことはないようにしてくれ!」
鋭いスグルの視線が、意味深に揺れた。
「スグルくん?」
「え?」
「どうしたの?」
「え……」
梨々香が、心配そうにスグルを見つめていた。
「あ、ご、ごめん……」
「大丈夫だよ!」
「え?」
「乙哉になら、何をされても平気!」
「梨々香ちゃん……」
「私達……物心ついた時には、もう一緒にいた。
それから高校卒業するまで、ずっと一緒にいたの。
ある意味、家族みたいに。
私は乙哉に頼ってばかりだった。
相談事も、友達じゃなくて乙哉にしてた。
そのくらい、頼りきってたの。
乙哉と離れてた10年……ほんとに辛かった。
だから、もう……私の方が放れられないの!」
「そう…」
「だから、大丈夫。どんな乙哉も受け入れる」