幼なじみの一途な狂愛
「ごめんね……!ベット行こう」
梨々香を抱き上げ言った、乙哉。

「え?服は…?」
「必要ない。すぐに脱ぐし。それにこの服はもう、処分する。俺がまた新しい服買ってやる」


優しくベットに梨々香を下ろした乙哉。
組み敷いて、身体中に舌を這わせた。
「んんっ…や…ぁ…っあ…あぁ…」

「梨々……もう二度と、俺の知らないとこで、俺以外の人間と会ったりしないで?」

「んぁ……」
「さっき……元彼と会ってる梨々を見て、嫉妬以上の何かに襲われた感覚だったんだから。
今でも、なんか目眩がする………!」
「あ……ぁ…やぁ…乙…哉……だめ…」

「もうあんなの、二度とごめんだから!」
「乙…哉…ごめんな、さい……」

「梨々は俺だけのモノ……誰にも渡さない……
誰にも、触れさせない……
ほんとは誰の目にだって……触れさせたくないんだから…」

「━━━━━━!!
んぁぁ……乙…哉…おと、や…好き……」
二人が繋がり、ベットのスプリングが響く。


「梨々……梨々…大好き…好き……好き…
まだまだ、終わらないからな……
今日は…梨々が失神しても…やめないから……
好きすぎて……嫉妬にまみれて…止まらない……」

「待って……激し…身体が、もたな……
んんっ……んぁ…ぁ……」
梨々が意識をなくす。

乙哉が繋がったまま、梨々香の頬を叩く。

「あ……お…や……」

「おかえり…ほら…まだ…終わらないよ……
何度でも…引き戻してやる……」
「んぁぁ!!」
また、ベッドのスプリングが響く。

「どうしよう…梨々……
俺、ほんと…止まらない……」



壊れていく━━━━━━━━

感情、意識、感覚が………

「梨々の目に映るモノ、聞こえる声、触れる感覚、頭の中に浮かべる人間………
全てを、ちょうだい………!!」



乙哉の中にあるタガが外れ、た。



ぐったりして眠っている梨々香を腕枕している、乙哉。
頭をゆっくり撫でながら、一人…話しかけていた。

「梨々」
「………」
「あいつ、きっとまた会いに来るよ」
「………」

「梨々の元彼を悪く言うのは良くないけど、あいつ……無能そうだもん」

「…ん……おと…や…」
「フフ…可愛い……
……………楽しみだね!どんな罰を与えようかなぁ~」




乙哉は凄まじい勢いで歯車が壊れ、歯止めが効かなくなっていった………
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