慶ちゃんが抱いてくれない!
「やっべ!女子、何処か隠れて!」
「押入れだったら、みんな入れる!」
「男子は布団で寝てるフリ!」
みんな急いで静かに移動しながら部屋の電気が消えてしまう……。
あっ……私も押入れに入らなくちゃ!
色々な事が怒り過ぎて完全に出遅れてしまった。
すると、慶ちゃんは私の腰を引いて座らせるて布団の中に引っ張りこんだ。そして抱き締められる……。
うわぁ!?何これ!?
「…静かにしてろよ?」
慶ちゃんは私の耳元でそう囁いた。
コンコンッ!
「ほら、早く開けろー」
すると、ドアの近くにいた男子が対応しにいったみたいで部屋のドアが開く音がした。