慶ちゃんが抱いてくれない!
クリスマスイブ ~慶次side~
真穂は俺と付き合うようになってから30年で人生を終わらせるか、300年生き続けるかもう一度考えてくれた。
その事について、何度も話したけどなかなか決断する事が出来ずにいた。
しかし……真穂が俺と一緒に歳を重ねたいと涙を流した。
やはりそれが真穂の本当の気持ちだった。
真穂は俺の事を想って考え直してくれてたんだと思うと、胸が熱くなる。
重ねた唇が離れると真穂はいつもの可愛い笑顔で笑った。
「へへっ…お料理の続きしよっか」
真穂がそう言って料理を再開しようとしたが……無性に真穂が愛おしくて、もっと触りたくなる。
俺は真穂の後ろから持っている包丁を取り上げて、まな板の上に置いた。
「ん?慶ちゃんどうしたのー?」
「…」
俺の方を向いた真穂にまたキスをした。
そして、そのまま真穂を抱き上げてダイニングテーブルの上に座らせると口付けをもっと深くさせた。
「…ンー……慶ちゃん…お料理作らないと、みんな来ちゃうよ…」
「…まだ来ないよ。兄貴はギリギリまで勉強してるって言ってたし」
恥ずかしそうに俺の事を見る真穂が可愛過ぎて、俺の衝動は止まらない。