慶ちゃんが抱いてくれない!
「……兄貴。ちょっと一回電気点けて」
「うん…?そういえば、真穂騒がないね?」
部屋の明かりが点くと、真穂が顔を火照らせて眠っている。
「やだ!真穂、酔ってる!」
「一口で酔うタイプだったみたいだね……そういえば前に魔法薬の時も副作用ですごく酔ってたっけ」
「部屋で寝かせてあげた方が良いわよ」
「そうだね、今日はお開きにしようか。俺達で片付けとかやっておくから慶次、真穂に着いててあげなよ」
「あぁ……わかった」
俺は立ち上がると、真穂を抱き上げて真穂の部屋へと連れて行った。
真穂の部屋まで真穂を運んで、ベッドに寝かせる。
「ン……あれ……?映画終わったー…?なんかポケーっとする…」
真穂は寝ぼけた声でそう言った。