慶ちゃんが抱いてくれない!




そして、部屋に置いてあったクリスマスプレゼントを取って慶ちゃんに差し出した。



「はい!クリスマスプレゼント!」

「え!?マジで?用意してくれてたんだ……ありがとな!」

「うんっ!開けて開けて!」



慶ちゃんへのプレゼントは慶ちゃんが好きなブランドのネイビーのワンポイントが入ったマフラーだ。




「おぉ!マフラー!今使ってるのそろそろ変えたいと思ってたんだよ!しかも、俺が好きなブランドのだし……やばい……すげぇ嬉しい!マジでありがとな!」




慶ちゃんはすごく喜んでくれて、私も嬉しかった。





「あのさ……俺も真穂にプレゼント用意してるんだけど……」


「本当!?」





慶ちゃんはそう言うと、ポケットから小さな箱を取り出した。

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