慶ちゃんが抱いてくれない!
「ファーー!?婚約指輪!?」
「馬鹿!違う!気が早過ぎだろ……その時になってからな?まだ結婚出来る年齢でもないし」
前なら否定するだけで終わりだったけど、そんな事を言ってくれる様になって……慶ちゃんと付き合えて良かった!
慶ちゃんに手の上にその小さな箱を置かれた。
「……開けて良い?」
「あぁ」
リボンを解いて、箱を開けるといちごのモチーフにキラッとしたピンクの石が付いたすごく可愛いネックレスだった。
私がいちごのモチーフが大好きだからこれにしてくれたんだ……
「あ…あ……!慶ちゃん!これ、いちご!可愛い!着けていい!?」
「いいよ」
私は慶ちゃんからのプレゼントに大興奮だった。
アクセサリーもらうの初めて……
ネックレスの金具を首の後ろで着けようとするけど、見えないからなかなか着けられない。
「本当不器用だな?着けてやるから貸して」
「うぅ…お願いします…」
慶ちゃんにネックレスを渡すと、すぐに着けてくれた。
「わぁ…!慶ちゃんありがとう!嬉しい!」
私は慶ちゃんにギュッと抱き着いた。
すると、慶ちゃんは抱き着く私の腰に腕を回してくれた。
キスもしたいなぁ……
顔を上げると慶ちゃんと目が合った。
私は顔を近付けて、目を閉じた。
こうすると慶ちゃんは私がキスをしたいのを察してくれてキスをしてくれる。