唯くん、大丈夫?
冬休みが明けて、世間はまだ正月ムードが漂う中。
私たちはクリスマスや冬休み中はもちろん、学校が始まってからも朝から晩まで勉強勉強で、10分休み、お昼休みも、暇さえあれば勉強に充ててきた。
本番は来月半ば。
試験勉強もとうとう大詰めで、三年生の教室棟は心なしか静かだ。
いつものようにお昼ご飯を食べた後に参考書を開こうとしたところを、唯くんに「ちょっと充電させて」と連行され、久々に例の非常階段で充電タイムをしてる。
私を抱きしめて猫みたいに幸せそうに目を閉じる唯くん。
んきゃわぴっ。
順調にあったかい気持ちが充電されていく中、私はさっきあったことを思い出した。
「…ねぇ唯くん。どうしていつもてらちんにつっかかるの?」
それはここにくるちょっと前のこと。
てらちんとなんでもない話をしてたら、唯くんがてらちんの顔に教科書を叩きつけて「近いです。訴えますよ、センセー。」と、てらちんを睨みつけた。
他の男の子にはそういうことしなくなったのに、てらちんに対してだけはいつも過剰なぐらい反応する。
てらちんは「お前はほんと可愛いやつだな」と笑ってたけど…
「…逆にどうして分かんないの?あの人全然隠してないじゃん」
「えぇ?なにを?わかんないよ…教えて唯くん」
唯くんはため息をついて「死んでも教えない」と言うと、今度はうなじに唇を吸いつけた。
「…っ!…え、またつけた!?唯くん!」
「ごめんね」
「だから素直か!」
私たちはクリスマスや冬休み中はもちろん、学校が始まってからも朝から晩まで勉強勉強で、10分休み、お昼休みも、暇さえあれば勉強に充ててきた。
本番は来月半ば。
試験勉強もとうとう大詰めで、三年生の教室棟は心なしか静かだ。
いつものようにお昼ご飯を食べた後に参考書を開こうとしたところを、唯くんに「ちょっと充電させて」と連行され、久々に例の非常階段で充電タイムをしてる。
私を抱きしめて猫みたいに幸せそうに目を閉じる唯くん。
んきゃわぴっ。
順調にあったかい気持ちが充電されていく中、私はさっきあったことを思い出した。
「…ねぇ唯くん。どうしていつもてらちんにつっかかるの?」
それはここにくるちょっと前のこと。
てらちんとなんでもない話をしてたら、唯くんがてらちんの顔に教科書を叩きつけて「近いです。訴えますよ、センセー。」と、てらちんを睨みつけた。
他の男の子にはそういうことしなくなったのに、てらちんに対してだけはいつも過剰なぐらい反応する。
てらちんは「お前はほんと可愛いやつだな」と笑ってたけど…
「…逆にどうして分かんないの?あの人全然隠してないじゃん」
「えぇ?なにを?わかんないよ…教えて唯くん」
唯くんはため息をついて「死んでも教えない」と言うと、今度はうなじに唇を吸いつけた。
「…っ!…え、またつけた!?唯くん!」
「ごめんね」
「だから素直か!」