唯くん、大丈夫？

今日はINBAの仲良しメンバー、種田くん、伊勢くんと、美鈴ちゃん、モモちゃんの4人が、1週間前から付き合い始めた私たちを祝いたいと飲み会を企画してくれた。



伊勢くんが私の肩に手を乗せて、なぜか泣きながら語り始めた。


「優花、長嶺はいい男だ！俺が保証する！ここだけの話な、お前のこと好きな男は結構いたんだけどな、長嶺の情熱に負けてな、ずっとみんな応援してたんだぞ…！？」

「…そっか！ありがと〜」

私は意味がよくわかんないなと思いながらヘラヘラする。


「お前わかってねーだろ！種田なんかなぁ…モゴッ！」

「あーはいはい、初っ端から飛ばしすぎでーす」

種田君が後ろから割って入ってきて何か言いかけた伊勢くんの口に唐揚げを詰め込む。


「ほら優花、もっと食いな。あんま飲めないんだからたくさん食わないと元取れねーぞ〜」


そう言って種田くんが私のお皿におかずを乗せてくれる。


「わーい、種田くんありがとう〜」


「ちょっと、羽根村」


「ん？」