今日から君の専属マネージャー
午前中で終わる終業式に、当然間に合うことはなく、私が登校したのは、すっかり生徒がいなくなった昼過ぎだった。
職員室の重たい扉を開き、まずは担任の先生のもとでお叱りと夏休みの課題、そして一学期の赤点分の課題を受け取る。
そのあとは、同じ職員室内の生徒指導の先生のもとに移動し、お叱りと遅刻をした反省文の代わりの読書感想文課題を受け取った。
「夏休みなんだから、時間はあるもんね?」
二人とも、悪魔みたいな顔をして私にそう言った。
私に夏休みなんてないのに。
私の夏休み、一体どうなる?